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【大阪北部地震】被災地活動レポート2

6月18日に発生した大阪北部地震は、一夜明けた19日も余震が断続的に続く状況でした。大吉財団はこの日、災害支援キャンピングカーで被災地域を回って被災状況の視察を行いました。

茨木市のお寺では山門が倒壊し、墓石や灯籠が倒れてしまっていました。倒壊した山門は保険会社に確認してもらうため現状保管しているものの、お寺には保育園が併設されており子どもへの二次被害が懸念されていました。墓石や灯籠は人の手で持ち上げられる重さではないため、まだ手がつけられない状況でした。
強い揺れによって家の瓦の大部分が落ちてしまっていた家がありました。大量の瓦の片付けも大変ですが、ブルーシートで応急処置された屋根の修理も大変です。この日は翌日に大雨の予想が出ており、災害が1日だけのものではないということに気付かされました。
避難所になっていた茨木市立三島中学校では、地震が発生した日の昼0時15分ごろに、JRの駅にあふれていた帰宅困難者約170人を受け入れたそうです。お話していただいた磯村校長は「阪神淡路大震災を経験している人が多いからか、避難所でのトラブルはなかった」と感心したようにおっしゃっていました。帰宅困難者は夜10時には全員がバスや電車などで帰り、それ以外の避難してきた約10人が、ここで一夜を明かしたとのことでした。
(写真はすべて許可を頂いて掲載しています)
避難してきた方々にお話をお聞きすると、みなさん口を揃えて「怖くて怖くて仕方がないからここに来た」とおっしゃっていました。電気もガスも食料もあるけれど「安心」はない。避難所にいる方は強い不安を抱えておられました。「(避難所に行きたいけれど、そんなにひどい状況ではない自分たちが)避難所に行ってもいいのかわからなかった」と言う声もあり、不安を感じて避難所へ行きたいものの、遠慮や気後れにより自宅にとどまっている人が多いことが考えられました。

被災地活動レポートは3に続きます。

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