災害支援
【西日本豪雨災害】岡山県真備町の支援に入りました1
7月10日の現地調査を経て、7月14日~15日の2日間、岡山県倉敷市真備町での災害支援を実施しました。取り急ぎ速報をお伝えいたします。
【私たちがやったこと】
《1》現場の情報をできる限り集めて装備を準備した
→現地調査や、現地入りしたボランティアさんから聞いた話を分析して、現地で本当に必要となるものを考え、集めました。会員さまからも物資や寄付をいただき、現地の支援に活用しました。
→キャンピングカー1台(拠点兼休憩所)
→2トントラック1台(資機材および災害ごみ運搬用)
→ワンボックス1台(資機材運搬および現地移動用)
→乗用車1台(資機材運搬および現地移動用)
→長靴、ゴム手袋、防塵ゴーグル、防塵マスク、大量のタオル、冷えピタ、水、スポーツドリンク
→スコップ、バール、ハンマー、高圧洗浄機、チェーンソー、一輪車、発電機、工場用扇風機、冷凍ストッカー、炊き出し機材など
《2》10〜12人の「災害支援を自己完結できるチーム」を作った
→作業スタッフ…泥だらけになった家財の搬出、選別、積み込み
→運搬スタッフ…トラックでゴミ捨て場まで運搬
→情報収集スタッフ…現地ボランティアセンターやサテライトに赴き、ニーズや課題を収集
《3》ボラセンのサテライトや現地で作業されている方をサポートした
→冷房設備のないサテライトへ発電機と工場用扇風機を寄付
→災害ごみの運搬(現地はボランティアの数に対して運搬するトラックが不足。運ばれないゴミが指数関数的に増加し滞留)
→上記資機材を使った効率的な作業支援
【現場の「いま」の課題】
《1》過酷な環境
→人が来ても猛暑&臭気&砂塵の悪環境のため短時間しか作業できない。
→休憩場所とされる場所の多くは、屋外のテント下で、扇風機すらなかった。そこで休憩しても体力は回復しない。(写真は大吉財団が提供した工場用扇風機)
《2》災害ごみ
→家の中にあるもの、全てが泥だらけ。全てを家の外に出す。莫大なゴミの量。
→町全体がゴミを捨てに行く車で渋滞。
《3》災害に慣れていない現場。権限委譲されていない現場
→現地自治体は災害ボラセン運営未経験。ヘルプにくるはずの経験者はほかの被災エリアへ。このため手探りの対処療法的運営になっていた。
→この三連休は災害支援NPOが運営サポートに入ったため、「ようやく」ボラセンの運営がトラブルなくできた、という状況。しかし市が直接指揮できているわけではないため、何をするにも「許可が必要」で現場のニーズに即応した動きが難しい。
速報は以上となります。
後ほど、詳細レポートを随時更新してまいります。