災害支援
2020年7月豪雨 災害支援レポート第7報
熊本県での災害支援活動、4日目(7/21)です。
町一帯の家々が冠水した人吉市温泉町。この日わたしたちが作業を手伝わせていただいたお宅は、高齢の夫婦がお二人で住んでいる家でした。
奥様が悔し気な表情で「テレビで災害が多いことは知っていたけれど、どこか自分事ではなかったんです・・・」とおっしゃった言葉が忘れられません。
こちらのお宅では、被災直後にボランティアの方が入って、泥に浸かった重い家財を外に出してもらったそうです。
でも、土砂が堆積したままの庭に重い家財を置かれたため、高齢の夫婦二人では家財を動かすことも土砂を除けることもできず、途方に暮れておられました。
すぐに次のボランティアが入ればどうにかなったのでしょうが、何日たっても、役場に電話しても、次のボランティアは来なかったそうです。そんな状況で私たちがお手伝いすることができ、とても喜んでいただけました。
神戸ビルダーズのメンバーはこの日も大活躍!
庭に置かれた椅子、机、ソファなどの重い家財の搬出やその下に堆積していた大量の土砂の撤去、農工具がしまわれていたガレージの泥出しとガレージに面した駐車スペースの瓦礫、土砂の撤去。
5人1組のボランティアメンバーであれば3~4日かかるであろう作業量でしたが、わずか3時間で完了しました。すばらしい団結力です。
奥様からも「こんなことをしていただけるなんて信じられない!」と、とても感謝いただき、わたしたちが帰るときも「ありがとう!!」と大きな声で見送ってくださいました。
コロナ禍の状況ではありますが来てよかったと強く思いました。